第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和2年10月 無線工学(A)問24

2020-12-26

問題

図は、被測定系の送受信装置が同一場所にある場合のデジタル無線回線のビット誤り率測定のための構成例である。(  )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

ABC
1搬送波発振器クロックパルス発生器誤りパルス検出器
2搬送波発振器マイクロ波信号発生器パルス整形回路
3クロックパルス発生器マイクロ波信号発生器パルス整形回路
4クロックパルス発生器マイクロ波信号発生器誤りパルス検出器
5掃引発振器クロックパルス発生器パルス整形回路

解答

1

解説

ビット誤り率

ビット誤り率(BER;Bit Error Rate)は、送信したすべてのビットに対して、誤ったビットの数の割合のことです。

簡単な下記の例で説明します。送信した5ビットに対して、1ビット間違ったため、BERは1/5=20%と計算されます。

無線通信では、雑音やマルチパスフェージングがBERへ原因となります。

誤り率測定器
出典:アンリツ

ビット誤り率測定器の構成図

下図に送受信機が同一場所にある場合のビット誤り率の測定器の構成を示します。

原理としては、下記の通りです。

  • 測定系(下側)でビット(パルス)を発生させます。
  • この信号を、被測定系(上側)で信号を変調し、伝送路を通して信号を復調・再生します。
  • 誤りパルス検出器で、伝送路を通した信号と、正解の信号を比較して、ビット誤りをカウントします。

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