第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和5年6月 法規(A)問3

2023-08-11

問題

「実効輻射電力」の定義を述べた次の記述のうち、電波法施行規則(第2条)の規定に照らし、この規定に定めるところに適合するものはどれか。下の1から4までのうちから一つ選べ。

  1. 「実効輻射電力」とは、空中線に供給される電力に、与えられた方向における空中線の絶対利得を乗じたものをいう。
  2. 「実効輻射電力」とは、空中線に供給される電力に、与えられた方向における空中線の相対利得を乗じたものをいう。
  3. 「実効輻射電力」とは、空中線系の給電線に供給される電力に、与えられた方向における空中線の絶対利得を乗じたものをいう。
  4. 「実効輻射電力」とは、空中線系の給電線に供給される電力に、与えられた方向における空中線の相対利得を乗じたものをいう。

解答

2

解説

送信機から出力される電力PE(実効輻射電力EIRPともいう)は、下記の計算式で表されます。

$$\begin{eqnarray} P_E = P_T \times G_T\rm{[W]} \end{eqnarray}$$

図からも分かる通り、単なる送信電力とアンテナ利得の掛け算です。

定義等(電波法施行規則第2条)

  • 「実効輻射電力」とは、空中線に供給される電力に、与えられた方向における空中線の相対利得を乗じたものをいう。

ちなみに、絶対利得は[dbi]、相対利得は[dB]を使います。

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